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ナースのお仕事

検診受けてますか?

おはようございます!
ライトワーカーAkikoです。
今日のテーマは『検診受けてますか?』です。

私は今まで婦人科系のクリニックで看護師をしていました。
そのクリニックで婦人科系のがん検診は毎年受けていました。
その他一般検診も毎年受けていました。
そして、今週は胃がんと大腸がんの検診のために内視鏡をやってきました。

今日は2021年11月13日
新型コロナウィルスの緊急事態宣言は解除され、人の流れもだんだん多くなってきています。

ちょっと前なのですが、
NHKの『あさイチ』を見ていたら、聞き捨てならないテーマが取り上げられていました。

それは『受診控え』です。

新型コロナウィルスの蔓延により、病院に受診することを控えていた人が多かったようなのです。

コロナ禍の受診控えの様子
  • まじめな人ほど感染リスク・感染対策を気にして受診を控えていた
  • 軽い風邪などの受診は控える傾向にあった
  • 「わざわざ医療機関に行くのが大変」が本音の人もいた
  • もともと病院が嫌いで、コロナを口実に行かなかった人もいた
  • 身近に家族がいない人は、気になる症状があっても誰にも相談できず自己判断してしまっていた

適切なタイミングで病院を受診をしないと、様々な問題が起きる可能性が増えます。

番組で紹介されていた受診控えの問題点・受診控えのリスクをまとめてみます。

  1. がん検診の受診率が減っている。
    →それにより早期がんで見つからず、進行がんでの発見が増えている。
  2. 糖尿病や精神疾患、低用量ピルなど毎日内服しなければいけない薬の服用が途絶える
    →慢性疾患は病気や症状の悪化

    →低用量ピルは飲み始めの時に最も血栓症という血管の中に血の塊が出来てしまう病気のリスクが高い。そのため、40歳以上の方たちは再開することが難しくなってしまう。

これはあくまでも番組で取り上げられていた一例にすぎません。
他にももっと深刻なことも起こっているでしょう。

がん検診の受診が減ったことによる弊害の実例も紹介されていました。


横浜市立大学の日暮琢磨講師の研究グループによる大腸がんの進行度別 発見数の調査結果です。

大腸がんの進行度別 発見数 のまとめ
  • コロナ流行前の2017年1月~2020年2月までは、
    ステージ0やステージⅠの早い段階で見つかっている割合が高かった
  • コロナ流行後の2020年3月~2020年12月では
    ステージⅢで見つかる患者が6割以上増加した

大腸がんについての補足

大腸がんのステージⅢというのは、
『(がんの)深達度に関係なくリンパ節に転移している状態』です。

がんのステージというのはがんの進行度合いを示しています。
基本的にステージは0~Ⅳまでの5段階あって、数字が大きくなればなるほどがんが進んでいるいうことです。

大腸がんでいうと、ステージⅠで発見されれば5年生存率は94.4%ですが
ステージⅢで発見された時の5年生存率は77.5%です。

大腸がんのことがよくわかる 大腸がん情報サイト 免疫療法コンシェルジュ

あさイチで観たこれらの情報は衝撃でした。
私の父は39歳のときに大腸がんで他界しました。
家族にもがんの患者が多く、そのために私は特別な感情を抱くのかもしれません。

看護師という職業柄、私の病院受診に対する抵抗は一般の方より低いのかもしれません。
でも、日本で住民票を持っていれば享受できる検診の権利を使わずに大病を患うなんて悲しすぎます。

何はなくとも健康であれば、なんとかなります。
健康だったら、それだけで快適であるはずなんです。

読者の方で検診を受けていない方がいたら、この機会に是非検診を受けてください!
私からのお願いです。

ではでは。
ライトワーカーAkikoでした。
みんなが輝く世界のために。